メティス(Metis)とは? – 海外積立投資の新たな選択肢

海外積立投資の世界は日々進化しており、新しいプラットフォームや商品が次々と登場しています。
しかし、様々な商品があり、何を選べばいいのかわからないという方も多いのでは無いでしょうか?
その中で注目されているのが「メティス(Metis)」です。
この記事では、メティスがどのような商品であり、なぜ投資家にとって魅力的なのかを詳しく解説します。

香港発!メティスの背景とその特徴

メティスは、香港に登録されている信託会社「メティスグローバルリミテッド」が提供するオフショア積み立て商品です。
香港は、その法的な環境や税制の特徴から、多くの国際的な金融商品が生まれてきました。
メティスも、この香港の金融環境を背景に、高い安全性と利便性を持った商品として開発されました。

設立:2007年

受賞歴:香港優良企業TOP100、リーダーズチョイスアワード2020受賞など

業務内容:資産運用サービス、ファイナンシャルプランニングサービス、ファイナンシャルプラットフォームサービス、リテール向けサービスなど

メティスの信託構造:安全性と信頼性を追求

分別管理による資産の保護

メティスは、顧客の資産を会社の資産とは別に「分別管理」しています。
これは、もしメティス自体が経済的な困難に見舞われた場合でも、顧客の資産がその影響を受けないようにするための仕組みです。
この分別管理により、顧客の資産は常に安全に保護されています。

シンガポールのDBS銀行での資産管理

メティスの顧客資産は、アジアを代表する信頼性の高い銀行、シンガポールのDBS銀行で管理されています。
DBS銀行は、その堅実な経営と高い信頼性で知られており、顧客資産の安全性を一層高めています。

第三者による監査

メティスの運営は、国際的な監査法人によって定期的に監査されています。これにより、メティスの運営が適切に行われているか、また顧客資産が適切に管理されているかが確認されています。この第三者による監査は、メティスの透明性と信頼性をさらに高める要素となっています。

メティスの手数料体系

図1: メティスの手数料構造

手数料の種類 費用
プラン手数料 毎月7ドル(年84ドル)
管理手数料 毎月アカウント評価額の0.12%
ポートフォリオマネジメント費 毎年、貯蓄口座額の1%
初期手数料 初期口座額の毎月0.7%
クレジットカード手数料 毎回の決済額の1%(アメックスは3%)

1. 初期手数料

メティスでは、初回の投資時に一定の手数料が発生します。この初期手数料は、投資額に応じて変動することが多く、具体的な率は契約内容や投資額によって異なります。初期手数料は、サービスの提供や運営コストのカバーのために設定されています。

2. 管理手数料

投資家がメティスに積み立てを行う際、年間で発生する手数料が「管理手数料」です。この手数料は、資産の運用や管理に関連するコストをカバーするためのもので、通常は年間の投資総額に対する一定のパーセンテージとして計算されます。

3. パフォーマンス手数料

メティスの一部のファンドでは、運用成果に応じて「パフォーマンス手数料」が発生することがあります。この手数料は、ファンドの運用成果が一定の基準を超えた場合にのみ発生し、その超過分に対して一定のパーセンテージが手数料として徴収されます。

4. その他の手数料

メティスの商品ではトータル4%以上の手数料がかかるので一般的な海外積立の中では手数料は高いです。

メティスのボーナス制度の詳細

積立年数 積立額: ~599米ドル 積立額: 600~999米ドル 積立額: 1.000~米ドル
5年~9年 0% 0% 0%
10年~18年 (0.3%×積立年数) (0.4%×積立年数) (0.5%×積立年数)
19年~25年 (0.8%×積立年数) (0.9%×積立年数) (1.0%×積立年数)
26年~30年 (1.3%×積立年数) (1.4%×積立年数) (1.5%×積立年数)

初期ボーナス

初期口座期間の積立金に対するボーナス率を適用して計算されます。
ボーナス率の詳細は上記の図を参照。

ロイヤリティボーナス:
直近5年間の積立金額から取崩金額を差し引いた金額の1%がボーナスとして付与されます。
このボーナスは10年目から5年ごとに発生します。
ロイヤリティボーナスは貯蓄口座に積み立てられます。

プラン費還元:
プラン開始から10年間、積立金の滞納や停止がなかった場合、これまでに支払ったプラン費が貯蓄口座に還元されます。
この還元は契約年数が10年以上の場合にのみ適用されます。

メティスの運用ファンド:選択肢とその特色

1. ダイバーシティが魅力

メティスでは、様々な運用ファンドから投資先を選ぶことができます。これにより、投資家は自身のリスク許容度や投資目的に合わせたポートフォリオの構築が可能となります。国別、業種別、資産クラス別など、多様なファンドがラインナップされています。

2. 主要な運用ファンド

  • 株式ファンド
    世界の主要な株式市場を対象としたファンド。経済の成長や企業の業績に連動してリターンを追求します。
  • 債券ファンド
    国債や企業債を主な投資対象とするファンド。安定した収益を目指し、リスクを低く抑えることが可能です。
  • 不動産ファンド
    不動産関連の資産に投資するファンド。賃料収入や不動産の価格上昇を利益の源泉とします。
  • コモディティファンド
    金や原油などの商品を対象としたファンド。経済の動向や需給バランスによって価格が変動します。

具体的なポートフォリオ

・ABFストラテジックポートフォリオ
・ETFシステマチックトレーディングポートフォリオ
・Harvestダイナミックナビゲーターポートフォリオ
・金現物ポートフォリオ
・JPモルガンエバーグリーンポートフォリオ
・マンインベストメンツポートフォリオ
・ブラックロックグローバルアロケーションポートフォリオ
・ABF スターポートフォリオ
・パシフィックインデックスポートフォリオ
・グローバルアクティブリターンポートフォリオPro

メティスのIFAとは?アテナベストの役割

IFAとは? IFA(Independent Financial Adviser)は、独立系ファイナンシャルアドバイザーとして知られる投資会社のことを指します。通常、IFAは運用業務を主として行います。しかし、アテナベストはIFAでありながら、メティス(Metis Grobal Group)という信託会社を設立し、金融商品「インテリジェンス(Intelligence)」を提供しています。

アテナベストの役割 アテナベスト(Athena Best Financial Group)はメティス(Metis Grobal Group)の親会社として位置づけられています。設立は2007年で、香港に拠点を持つIFAとして活動しています。アテナベストは、資産運用サービス、ファイナンシャルプランニングサービス、ファイナンシャルプラットフォームサービス、リテール向けサービスなどの業務を提供しています。また、香港保険ブローカー協会や香港証券先物取引委員会など、多くのライセンスを保有しています。

アテナベストの特徴的な点は、IFAであるにも関わらず、メティスという信託会社を設立し、金融商品「インテリジェンス」を提供していることです。この商品の運用を行うIFAはアテナベストに限られており、他のIFAに切り替えることができないのが大きな特徴となっています。

メティス投資のメリットとデメリット

メリット:

  1. 初期ボーナスやロイヤリティボーナス: メティス・インテリジェンスは、初期ボーナスやロイヤリティボーナスなど、特定の条件を満たすと受け取ることができるボーナスが設定されています。
  2. 積立期間の柔軟性: 積立期間は5年から30年までの間で選択可能です。これにより、投資家は自身のライフプランや資産形成の目的に合わせて積立期間を選ぶことができます。

デメリット:

  1. IFAがアテナベストに固定: メティス・インテリジェンスのIFAはアテナベストに固定されており、他のIFAを選ぶことができません。これは、運用成績やサービスの質に不満があった場合に、IFAを変更することができないというリスクを伴います。
  2. アテナベストの運用成績の問題: アテナベストの運用成績は過去13年で2〜3%程度と低いとされています。これは香港のIFAの中で最低クラスの運用成績とされており、投資家にとっては大きな懸念材料となります。

 

メティスインテリジェンスの概要

「メティス(Metis Grobal Limited)のインテリジェンス(Intelligence)」は、数年前から日本で注目されるようになった海外積立商品です。特に、多くの日本の業者と提携しているため、日本人の加入者が増加しています。しかし、この商品を契約することには注意が必要です。一度契約を結ぶと、後悔する可能性があるためです。

以下は、メティス・インテリジェンスの主な特徴と概要です:

  • 積立期間:5~30年(1年単位で選択可能)
  • 契約者数:最大4名
  • 契約可能年齢:18~75歳
  • 積立年齢制限:満81歳の誕生日まで
  • 初期口座期間:15~30ヶ月(積立期間により変動)
  • 支払方法:クレジットカード、ユニオンペイ、BSI香港内自動送金、JPY銀行自動引き落とし、海外送金など
  • 積立通貨:日本円、米ドル、ユーロ、香港ドル、オーストラリアドル、イギリスポンド、スイスフランなど

しかし、メティス・インテリジェンスを契約する前に、以下の点を考慮することが重要です:

  1. IFAの固定:メティス・インテリジェンスのIFAはアテナベストに固定されており、他のIFAを選ぶことができません。
  2. 運用成績の問題:アテナベストの運用成績は過去13年で2〜3%程度と低いため、適切な運用を期待するのは難しい。

以上の情報を基に、メティス・インテリジェンスの契約を検討する際は、十分な情報収集と慎重な判断が求められます。

海外投資や資産形成を学びたい方や質問がある方は公式ラインを登録ください。
友だち追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です