初心者が選ぶべき海外積立商品とは?オフショア積立比較

海外の金融商品は、日本のものと比べて高い利回りを誇ります。
しかし、日本人が契約できる海外金融商品は限られています。
その中でも、特に人気があるのが「海外積立商品」です。
この記事では、日本人が契約できる海外積立商品を詳しく紹介し、それぞれの商品のメリットやデメリットを比較します。

メティスのインテリジェンス

メティスインテリジェンスの概要

「メティス(Metis Grobal Limited)のインテリジェンス(Intelligence)」は、数年前から日本で注目されるようになった海外積立商品です。特に、多くの日本の業者と提携しているため、日本人の加入者が増加しています。しかし、この商品を契約することには注意が必要です。一度契約を結ぶと、後悔する可能性があるためです。

積立期間 5~30年(1年単位で選択可能)
契約者数 最大4名
契約可能年齢 18~75歳
積立年齢制限 満81歳の誕生日まで
初期口座期間 15~30ヶ月(積立期間により変動)
支払方法 クレジットカード(VISA、Master Card)⇒香港ドル<br>ユニオンペイ⇒人民元<br>BSI香港内自動送金⇒香港ドル<br>JPY銀行自動引き落とし⇒日本円<br>海外送金⇒日本円、米ドル、ユーロ、香港ドル、オーストラリアドル、人民元
積立通貨 日本円、米ドル、ユーロ、香港ドル、オーストラリアドル、イギリスポンド、スイスフラン(支払方法によって積立通貨が決まる)
積立頻度 月払い、四半期払い、半年払い、年払い
最低積立金額 日本円:30,000円、米ドル:300ドル(積立年数が10年未満の場合は上記金額の2倍)
プラン最低維持額 3,000ドル(他の通貨は同等額)
減額 初期口座期間終了後に申請可能
取り崩し 初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
積立停止 初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
解約 いつでも申請可能(初期口座の時価総額に対して解約手数料がかかる)

メリットとデメリット

メリット:

  1. 初期ボーナスやロイヤリティボーナス: メティス・インテリジェンスは、初期ボーナスやロイヤリティボーナスなど、特定の条件を満たすと受け取ることができるボーナスが設定されています。
  2. 積立期間の柔軟性: 積立期間は5年から30年までの間で選択可能です。これにより、投資家は自身のライフプランや資産形成の目的に合わせて積立期間を選ぶことができます。

デメリット:

  1. IFAがアテナベストに固定: メティス・インテリジェンスのIFAはアテナベストに固定されており、他のIFAを選ぶことができません。これは、運用成績やサービスの質に不満があった場合に、IFAを変更することができないというリスクを伴います。
  2. アテナベストの運用成績の問題: アテナベストの運用成績は過去13年で2〜3%程度と低いとされています。これは香港のIFAの中で最低クラスの運用成績とされており、投資家にとっては大きな懸念材料となります。

メティスについての詳しい記事はこちら

メティス(Metis)とは? – 海外積立投資の新たな選択肢

2023年9月10日

RL360°のRegular Savings Plan (RSP)

RL360°のRegular Savings Plan (RSP)の特徴

  • 積立型の投資: RSPは、毎月一定の金額を積み立てることで、長期的な資産形成を目指す商品です。これにより、一括投資が難しい投資家でも、少額から始めることができます。
  • 柔軟な運用: RL360°のRSPは、多様なファンドから選択することができ、自身の投資方針やリスク許容度に合わせて、資産の運用が可能です。
  • マン島の信頼性: RL360°は、マン島に本社を置く金融機関として、高い信頼性と安全性を誇ります。マン島は、その堅牢な金融監督体制と、プライバシー保護に対する厳格な法律で知られています。
  • 長期的な資産形成をサポート: RSPは、長期的な視点での資産形成をサポートする仕組みとなっており、将来のリタイアメントや子供の教育資金など、様々なライフイベントに備えることができます。
積立期間 5~25年(1年単位で選択可能、10年未満は最低積立金額2倍)
運用期間 契約から99年間
保障期間 契約から99年間
契約者数 1名or 2名(夫婦または親子限定)
契約可能年齢 18~65歳
積立年齢制限 満71歳の誕生日まで(共同名義の場合は年上の契約者が対象)
初期口座期間 18~24ヶ月(積立期間により変動)
満期受取金 時価総額+ロイヤリティボーナス
死亡時受取金 時価総額(90日以内の死亡申告で解約手数料なし)
支払方法 クレジットカード、BSO香港内自動送金(米ドルのみ)、海外送金(半年払い、年払いのみ)、小切手(米ドル、香港ドルのみ、半年払い、年払いのみ)
積立通貨 日本円、米ドル、ユーロ、香港ドル、オーストラリアドル、イギリスポンド、スイスフラン
積立頻度 月払い、四半期払い、半年払い、年払い(初期口座期間終了後変更可能)
最低積立金額 日本円:31,000円、米ドル:280ドル、ユーロ:240ユーロ、香港ドル:2,000香港ドル、オーストラリアドル:360オーストラリアドル、イギリスポンド:200イギリスポンド、スイスフラン:260スイスフラン
プラン最低維持額 日本円:775,000円、米ドル:7,000ドル、ユーロ:6,000ユーロ、香港ドル:50,000香港ドル、オーストラリアドル:9,000オーストラリアドル、イギリスポンド:5,000イギリスポンド、スイスフラン:6,500スイスフラン
身分証明書 パスポート、運転免許証
住所証明書 運転免許証、公共料金証明書、住民票、税金納付書、クレジットカード明細書、ローン明細書、建物の賃貸借契約書
譲渡 18歳以上の譲受人にいつでも可能
減額 初期口座期間終了後に申請可能
取り崩し 初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能
一時停止 初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に最長2年申請可能(停止中は契約手数料3倍)
停止 初期口座期間終了後、プラン最低額を維持することを条件に申請可能(停止中は契約手数料3倍)
解約 いつでも申請可能(初期口座の時価総額に対して解約手数料がかかる)

メリットとデメリット

メリット:

  1. 積立通貨の選択: RSPでは、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、豪ドル、香港ドル、日本円など、さまざまな通貨での積立が可能です。
  2. ボーナス制度: RSPにはスターターボーナスとロイヤルティボーナスの2つのボーナス制度があります。スターターボーナスは、積立金額420ドル/月以上、設定満期10年以上の場合に、積立開始時に一括で支払われるボーナスです。ロイヤルティボーナスは、満期を10年以上に設定した場合、満期時に総資産額の0.25%×積立年数の合計が支払われます。
  3. 手数料の透明性: RSPの手数料は明確に示されており、契約手数料、口座管理手数料、ファンド管理手数料など、さまざまな手数料が設定されています。

デメリット:

  1. 初期口座タイプの手数料: RSPの手数料は初期口座タイプで高く、それが重荷にならなくなるのは積立期間が20年を過ぎる頃です。20年以上積み立てる自信のない方にはお勧めできません。
  2. 運用の制限: 投資家がIFAに運用を委託せず、ファンドポートフォリオを自分で組むことが自発的にできない点から、自分で投資の勉強をする気持ちのある方、すでに運用に自信のある方は選ぶべきではありません。

総評: RL360のRSPは、世界最大のオフショア保険会社となったRL360の柱となる商品です。しかし、ロイヤルロンドン時代のクオンタムと同じく手数料が初期口座タイプで高いため、長期間の積立を考えている方には適していますが、短期間の積立を考えている方には他の商品を検討することをお勧めします。

RL360のRSPについての詳しい説明はこちら

【海外積立の定番】RL360°の「Regular Savings Plan」とは?!

2023年9月10日

ITAのエボリューション

「Evolution | エボリューション」は、Investors Trust / インベスターズトラストが提供する海外の積立商品です。この商品は、多くの日本人にとって、海外投資の入門として選ばれることが多いです。

積立期間 5, 10, 15, 20, 25年 ※5年の場合、最低積立金額2倍
運用期間 制限なし
保障期間 制限なし
契約者数 1名 or 2名 ※共同名義の相手に制限なし
契約可能年齢 0~85歳
積立年齢制限 満85歳の誕生日まで ※共同名義の場合、年上の契約者が対象
初期口座期間 4~24ヶ月 ※積立期間により変動
満期受取金 時価総額(積立金+運用益+ボーナス等)
死亡時受取金 時価総額の101% ※特定条件下で1%のお見舞金なし
支払方法 クレジットカード、アメリカ内銀行口座自動引き落とし、海外送金
積立通貨 米ドル、ユーロ、イギリスポンド
積立頻度 月払い、四半期払い、半年払い、年払い
最低積立金額 米ドル:100ドル、ユーロ:100ユーロ、イギリスポンド:100ポンド ※5年の場合2倍
プラン最低維持額 米ドル:12,000ドル、ユーロ:12,000ユーロ、イギリスポンド:12,000ポンド
身分証明書 パスポート、運転免許証
住所証明書 運転免許証、公共料金証明書、住民票、クレジットカード明細書
譲渡 契約後7ヶ月以降、譲受人18歳以上
減額 初期口座期間終了後、最低積立金額維持が条件
取り崩し 初期口座期間終了後、プラン最低額維持が条件、最低取崩額600米ドル
一時停止 予め期間指定の一時停止は不可
停止 初期口座期間終了後、プラン最低額維持が条件
解約 いつでも可能、特定条件下で手数料免除

メリットとデメリット

メリット

  1. 手数料が安い:エボリューションの手数料は比較的低く設定されています。
  2. 少額から始められる:月100ドル、100ユーロ、100ポンドから投資を開始することができます。
  3. 多様なファンドへのアクセス:ITAが提携している各国の優良ファンドに投資することができます。
  4. クレジットカード利用可能:外貨の資産をクレジットカードで作成することができます。
  5. お得なボーナスシステム:長期投資をすると特別なボーナスが還元される制度があります。

デメリット

  1. 契約満期時のリスク:世界の経済状況によっては、投資がマイナスになる可能性があります。
  2. 解約手数料が高い:15年目に到達するまでに解約すると、高額な手数料がかかることがあります。
  3. 複雑なシステム:手数料やシステムがややこしく、初心者には理解しにくい部分もあります。
  4. ドル建て運用のみになるので、為替レートによって月々金額が変動する。
  5. クレジットカー手数料が1〜2%と高い。

ITA「エボリューション」についての詳しい記事はこちら

「人生100年時代」を生き抜くためのオフショア投資!ITA「エボリューション」の魅力とは?

2023年9月13日

ドミニオンのマイ・セービング・ストラテジー

ドミニオンの最大の特徴は、保険商品でないため、契約者が亡くなった場合に積立総資産に死亡保障が乗らない点です。また、従来の会社が複雑な手数料体系を持っていたのに対し、ドミニオンはそれを一つにまとめ、手数料を大幅に下げました。しかし、ボーナスを一切排除し、運用益からの手数料が明瞭になりました。

項目 内容
最低積立金額 250ドル
積立期間 5〜20年
支払方法 クレジットカード(VISA、Mastercard、AMEX、JCB)
積立停止 初期ユニット(初期の2年間)期間終了後、積立停止可能
取り崩し 初期ユニット(初期の2年間)期間終了後、取り崩し可能
増額、一括投資 いつでも可能

メリットとデメリット

メリット:

  1. 手数料が安い: ドミニオンの「マイ・セービング・ストラテジー」は、手数料が割安であることが大きな特徴です。年間の手数料は約1.2%となっており、他の海外積立商品と比較しても比較的安価です。
  2. 柔軟な積立オプション: 最低積立金額は250ドルで、積立期間は5〜20年となっています。また、クレジットカードでの支払いが可能で、積立停止や取り崩しも初期ユニット期間終了後に可能です。
  3. 多岐にわたる投資先: グローバル株式、グローバル債権、テック企業、eコーマス企業など、多岐にわたる投資先があります。

デメリット:

  1. 初期の手数料が高い: 初期の2年間は手数料が高く設定されており、積立金の大部分が手数料に充てられることがあります。このため、早期に解約するのはおすすめできません。
  2. 金融機関の歴史が浅い: ドミニオンは比較的新しい金融機関であり、そのため他の長い歴史を持つ金融機関に比べて信頼性が劣る可能性があります。
  3. 手数料の違いが微細: 他の海外積立商品と比較しても、手数料の違いは年間で0.2〜0.5%程度となっており、大きな差はないと言えます。

まとめ: ドミニオンの「マイ・セービング・ストラテジー」は、手数料が安く、柔軟な積立オプションを持つ一方で、初期の手数料が高い点や金融機関の歴史が浅い点を考慮する必要があります。どの海外積立商品を選ぶかは、投資家のニーズやリスク許容度によるため、慎重に選択することが重要です。

初心者が選ぶべき海外積立商品は?

ファンド数の多いアクティブファンド

初めて海外積立を始める方は、ほとんどの方が老後の資産形成で始める方が多いと思います。
老後までの期間、積立投資をやっていくとなると、長期間の運用になります。
長期で福利をかけていくとなると、中身を入れ替えれるアクティブファンドである必要があります。

なぜかというと、成長している経済圏や産業が変化するからです。
今から30年前はスマホがありませんでした。
ということは、30年前に成長している市場、成長している市場か違います。

このように、私たちの20年後30年後、今伸びている産業が成長を続けているかは分かりません。
ですので、ポートフォリオを入れ替えていけるアクティブファンドであることは必須です。

その中でも、選べるファンドの数が多い方が選択肢が増えるので安定した運用が期待できます。

円建てで契約できること

海外積立ではドル建てで契約する商品と、円建てで契約する商品があります。
初心者は円建てを選ぶことが安心です。
海外積立の商品は、長期で複利をかけることによって資産を増やしていく商品です。
ですので、途中で解約すると手数料負けしてしまうことがよくあります。

この時に、ドル建てで初めてしまうと円安になってしまった時に、払い込みが苦しくなって途中解約する方が多いです。
多くの契約者は会社員で固定収入の方が多い中で、毎月の積み立て金額が円安で上がってしまって、解約になるんです。
短期間で解約する場合、ほとんど資金も増えていないし、手数料でマイナスになることもあります。

というわけで初心者の方は円建てで為替の変動を気にせず固定の金額でできた方が安全です。

手数料やボーナスを聞いにしない

海外商品を売り込んでくるセールスマンで手数料やボーナスで商品のメリットを伝えてくる方がいますが
重要なのは老後にしっかり安定した資産になっているかとうか??

初心者の運用についてはこれが一番大切になります。なので手数料やボーナスよりも長期で安定して運用できるか?
を優先するべきです。

歴史がある規模の大きな運用会社

初心者の始める運用は長期での安定性、安全性が大切ですので
運用母体の金融機関が歴史があって、かつファンドの金額が大きいことが大切です。
小さなファンドは解散することもありますし、分散できる対象も小さくなってしまいます。
歴史が長いファンドはさまざまな金融危機を乗り越えてきているので、安心感があります。

初心者はRL360°のRegular Savings Plan (RSP)の1択

上記の理由から、初心者が選ぶべき海外積立の商品はRL360°のRegular Savings Plan (RSP)です。

【海外積立の定番】RL360°の「Regular Savings Plan」とは?!

2023年9月10日

こちらを読んで貰えば分かるとおり、ロイヤルロンドングループの規模と歴史はダントツで1位です。
そして、選べるファンドの数も500ファンドを超えていてダントツ1位。
円建てで契約できるので、円安での解約の心配もないです。

というわけで、初めて海外積立する方はRLを選びましょう。
余裕のある方は、2本目で他の積立を追加していくとなお資産形成の安定性は高まります。

ただ、RL360°のRegular Savings Plan (RSP)はIFAを選択して運用を委託して行きますので
信頼できるIFA選びが大切です。

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