【2026年版】コア資産にITA Evolutionを組み込むべき理由|NISA・現金との役割分担
資産形成では、値上がりが期待できる商品を探す前に、長期運用の土台となる「コア資産」を作ることが重要です。
当サイトでは以前、海外積立RL360をコア資産に組み込む考え方を紹介しました。しかし、2026年5月にRL360が日本在住者からの新規契約受付を終了したことで、これから海外積立を始める人は別の選択肢を検討する必要があります。
そこで現在、コア資産の一部として有力な候補になるのが、Investors Trust Assurance(ITA)の積立型プラン「Evolution」です。
ただし、ITAを全財産の中心にする、あるいは全員が必ず契約すべきという意味ではありません。現金・NISA・公的年金などと役割を分けたうえで、長期の外貨建て資産を作る選択肢として組み込む考え方です。
そもそも「コア資産」とは何か
コア資産とは、ポートフォリオの土台となる長期・分散型の資産です。個別株、FX、暗号資産、テーマ投資などで積極的に利益を狙う「サテライト資産」と区別して考えます。
- コア:長期、分散、積立、定期的な見直しを重視
- サテライト:個別株、FX、暗号資産、特定テーマなど、より高いリターンを狙う資産
攻めの運用だけでは、相場が逆方向へ動いたときに資産全体が大きく減る可能性があります。まず土台を作り、その上で余裕資金をサテライトへ配分することが重要です。
なぜコア資産に「海外」の積立が必要なのか
1.収入・預金・年金が日本円に偏っているから
日本で暮らす人の多くは、給与、預金、公的年金、不動産を日本円で保有しています。NISAで海外株式ファンドを買っていても、生活基盤まで含めると資産全体は日本と円に偏りやすい状態です。
将来も海外旅行、輸入品、エネルギー、海外教育など外貨の影響を受ける支出は続きます。外貨建て資産を長期的に積み上げることは、円だけに依存しないための分散策になります。
2.投資する時期を分散できるから
毎月一定額を積み立てれば、高値のときだけ一括で購入してしまうリスクを抑えられます。ただし、積立なら必ず利益が出るわけではなく、下落相場では評価額が減る点には注意が必要です。
3.老後資金を生活費と分けて管理しやすいから
普通預金や自由に売却できる証券口座だけでは、相場の変動や目先の支出を理由に運用を止めてしまうことがあります。目的別に長期積立の仕組みを作ることで、老後や教育資金を生活費と分けて管理しやすくなります。
ITA Evolutionがコア資産候補になる5つの理由
1.長期積立を仕組み化できる
ITAの公式情報では、Evolutionには5年・10年・15年・20年・25年の期間があり、月払い、四半期払い、半年払い、年払いに対応しています。目的と必要時期に合わせて計画的な積立を設計できます。
2.複数通貨で保有できる
契約通貨は米ドル、ユーロ、英ポンドです。日本円以外の通貨で資産を積み立てることで、円への集中を和らげられます。一方、円安時には円換算の積立負担が増えるため、余裕を持った金額設定が必要です。
3.世界のファンドへ分散しやすい
Evolutionでは、世界株式、地域別株式、債券、業種別など複数のファンドを組み合わせられます。選択肢が多いこと自体が利益を保証するわけではありませんが、市場環境や年齢に応じて配分を見直せることは長期運用の強みです。
4.ファンド変更に柔軟性がある
ITAの公式商品ページでは、所定の条件に基づくファンド変更手数料は無料と案内されています。長期運用では、契約時に選んだファンドを放置せず、リスクや市場環境に応じて見直すことが重要です。
5.IFAによる継続管理を受けられる
海外積立は商品を選んで終わりではありません。ポートフォリオの構築、リバランス、積立額の変更、住所・受取人の変更、取り崩しなど、長期間の管理が必要です。そこで重要になるのが、運用と手続きを支援するIFAです。
ITA Evolutionの詳しい仕組みは、RL360受付終了後、初心者が選ぶべき海外積立は?でも解説しています。
NISAとITAは、どちらか一方ではなく役割が違う
| 役割 | 主な候補 | 特徴 |
|---|---|---|
| 生活防衛資金 | 普通預金・定期預金 | すぐ使えるお金。投資に回さない |
| 国内の非課税運用 | NISA | 税制優遇と換金性が大きな強み |
| 長期の外貨建て積立 | ITA Evolution | 通貨・地域・運用会社の分散を補う |
| 積極運用 | 個別株・FX・暗号資産など | 余裕資金で行い、比率を管理する |
NISAは日本の税制上、非常に有利な制度です。ITAはNISAの代わりではなく、NISAだけでは補いにくい外貨建ての長期積立や、IFAによる継続管理という役割を持たせます。
コア資産として使うなら、先に確認したい4つの条件
- 生活防衛資金が確保されているか:急な出費に備える現金まで積立に回さない。
- 最後まで続けられる金額か:現在払える最大額ではなく、収入が減っても継続可能な金額にする。
- 必要時期と契約期間が合っているか:数年以内に使う住宅資金などを長期積立へ入れない。
- IFAの管理体制を比較したか:運用報告、見直し頻度、日本語対応、担当者退職時の引継ぎまで確認する。
ITAをコアに向けないほうがよい人
- 近い将来に使う予定のお金しかない人
- 収入が不安定で、積立の継続が難しい人
- 途中解約の可能性が高い人
- 為替変動や元本割れを受け入れられない人
- 商品の費用や解約条件を理解していない人
Evolutionは元本保証商品ではありません。運用成績、為替、商品費用の影響を受け、早期解約では受取額が払込総額を下回る可能性があります。「長期だから安全」と考えず、契約前に最新の商品資料と契約書面を確認してください。
コア資産の成果を左右するのはIFA選び
同じITA Evolutionを契約しても、選ぶファンド、資産配分、見直しの頻度によって運用結果は変わります。重要なのは、過去の高い利回りだけではありません。
- 同じ期間・同程度のリスクで実績を比較できるか
- 手数料控除後の数字を確認できるか
- 下落相場を含む長期実績があるか
- 定期的にリバランスしているか
- 日本語で継続的な報告と手続き支援を受けられるか
コア資産は10年、20年と保有する可能性があります。担当者個人との関係だけでなく、IFAという会社の運用方針、管理体制、引継ぎ体制まで比較すべきです。
結論:ITAは「円と日本に偏った資産」を補うコア候補
2026年5月にRL360が日本在住者の新規受付を終了した現在、ITA Evolutionは、これから長期の海外積立を始める人にとって有力なコア資産候補です。
ただし、正しい考え方は「資産をすべてITAへ移す」ことではありません。
- 現金で生活を守る
- NISAで国内の非課税制度を活用する
- ITAで外貨・地域・運用会社を分散する
- 余裕資金でサテライト運用を行う
このように役割を分けることで、一つの国、通貨、制度、運用方法へ依存しない資産形成につながります。
「自分の場合、ITAをコアにどの程度組み込むべきか」「NISAや現金とのバランスが分からない」「IFAを比較したい」という方は、契約前に公式LINEからご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とし、特定の商品や契約を一律に推奨するものではありません。投資には元本割れ、為替変動、流動性、途中解約などのリスクがあります。税務上の取扱いは居住地や個人の状況により異なります。契約前に最新の商品資料、手数料、解約条件を確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。

