目次
— 最低金額・仕組み・手数料%・早期解約リスクまで
結論(まず数字)
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最低投資額:一括USD 10,000〜(レギュラー積立は月USD 250〜)。投資家画面はオンラインで24/7管理できます。 DOMINION+1
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保全体制:入金はBNYメロンの顧客資金口座で分別保管の上、指図どおりに資産を購入(カストディに世界大手BNYを採用)。 help.dominion-cs.com+1
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解約の前提:いつでも一部/全額解約リクエスト可だが、解約価額は“保有ユニット数(Establishment Unitsを除外)”で算定。短期解約は元本割れの主因になります。 DOMINION
1. どんな商品?(構造と使い方)
ドミニオンはプラットフォーム型。一括で拠出→口座内でグローバルの投資信託/ETFや「Global Trends」シリーズに配分します。アプリ/ウェブで配分変更や解約指示も可能。 DOMINION
代表的な投資先の例
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Dominion Global Trends – Luxury Consumer(高級消費テーマ)など。各ファンドの事実関係は外部データベースでも確認できます。 Dominion Funds+1
2. 手数料は“何%”?(レイヤー別に把握)
ドミニオンは**口座側コスト+投資信託側コスト(TER)の二層で考えます。最終料率は見積書(Key Features/Illustration)**で確定しますが、公開/準公開情報と第三者レビューを突き合わせると以下の目安です。
口座側(プラットフォーム/管理)
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初期設定費:USD 25。 Adam Fayed
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年次管理費:
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最初の5年…拠出元本に対して年1.6%
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6年目以降…口座評価額に対して年1.0%
(国・販売チャネルで差異があり得るため、見積書で要確認) Adam Fayed
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投資信託側(ファンドTER)
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例:Luxury Consumer(ICクラス)TER=1.39%。他のサブファンドも概ね1%台前半〜半ばが目安。 Trustnet
実務の総コスト感:
口座側(1.6%→1.0%)+ファンドTER(例1.3〜1.5%)=年2.3〜3.1%前後(選ぶファンド・クラスで上下)。
ここに為替/送金等の少額コストが乗る場合あり。
3. 早期解約リスク(ここが一番大事)
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公式ヘルプに**「解約価額は保有ユニット数に基づき、Establishment Unitsは除外」と明記。つまり初期期間に関わる“特別ユニット”は解約計算に入らない**ため、短期で解約すると元本を下回りやすい設計です。 DOMINION
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資金は“いつでも”引き出せますが、短期解約=コスト回収前となり、受取額が目減りする恐れが高い点は必ず事前説明が必要。 DOMINION
回避策(プロの運用ルール)
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最低5年(理想10年以上)保有を自分ルール化
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生活防衛資金は入れない(不測の出費で解約しない設計)
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申込前にKey Features/T&Csで解約価額の算式とスケジュールを確認
4. セーフティと運用基盤
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顧客資金の分別管理:入金はBNYメロンのクライアント・マネー口座でセグリゲーション。世界大手G-SIBのカストディ・プラットフォームが使われます。 help.dominion-cs.com+1
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規制/拠点:運営会社Dominion Capital Strategies Ltd. はガーンジーで登録・監督。 DOMINION
5. こんな人に向く/向かない
向く人
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外貨建てで国際分散の“土台”を一括で作りたい
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5〜10年以上の保有前提で、途中で慌てて崩さない計画が立てられる
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総コスト(年2.3〜3.1%前後)に見合う利回り目標/サービス品質で腹落ちできる
向かない人
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数年以内に取り崩す予定が高い
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生活防衛資金まで投じてしまう可能性がある
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約款や費用表を読まずに始めたい
6. 使い方のコツ(設計テンプレ)
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コア&サテライト:
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コア(本稿)=ドミニオン一括で広域インデックス/分散を外貨で保持
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サテライト=テーマ型ファンドや、別枠の**毎月積立(NISA/RL360など)**で厚みを追加
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出口を先に決める:
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年○%まで部分解約/円転ルールを事前に可視化
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短期の全解約はしない仕組みを自分に課す
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まとめ
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一括USD 10,000〜、BNYメロン分別管理、オンライン管理で扱いやすい一方、手数料は二層(口座+ファンド)で年2.3〜3.1%程度が目安。 DOMINION+2help.dominion-cs.com+2
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“Establishment Units除外”により短期解約は元本割れリスクが高い。保有期間を設計し、見積書で最終料率を確認してから始めるのが鉄則です。
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