目次
🧭 はじめに:「損した!」と感じる前に知っておくべきこと
オフショア投資の魅力は、世界中の成長市場にアクセスできることや、通貨分散、税制メリットです。
しかしそれと同時に、多くの方が見落としがちな**「短期解約リスク」**が存在します。
「やっぱり早くやめたい…」
「生活が苦しくなったから一度やめようかな」
そんな気持ちでRSPを短期で解約してしまうと、**“思っていたより大きな損失”**になるケースがあります。
💡 そもそもRL360の仕組みを再確認
RL360のRSP(Regular Savings Plan)は、**“積立型の長期運用商品”です。
その性質上、最初の18~24か月は「初期口座」**と呼ばれる仕組みで管理されます。
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この期間中に積み立てた金額は、解約時に全額戻らない(またはゼロ円になる)可能性がある。
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以降の積立金は「累積口座」となり、通常の投資ファンドのように運用されていきます。
✅ つまり最初の数年は「時間」と「信頼」で育てる土台期間だと理解することが大切。
📉 具体的な例:早期解約するとどうなるか?
項目 | 内容 |
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契約年数 | 25年 |
月額積立 | 30,000円 |
初期期間 | 最初の18か月分(約54万円)は「初期口座」にロック |
解約タイミング | 開始3年後に解約 |
戻ってくる金額 | ファンド評価により 20~40万円程度になる可能性も(元本割れ) |
🔥「たった3年で解約したら、半分以下しか戻ってこなかった…」
これが、「仕組みを理解せず契約した人」がよく陥るケースです。
🚨 よくある誤解:元本保証だと思っていた?
RL360は元本保証の商品ではありません。
また、短期で利益を出す「トレード商品」でもありません。
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✅ 正しくは:“20年以上かけてグローバル分散投資をしていく積立設計”
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❌ 間違い:「2~3年やって儲かるかも」的な期待
🛡 なぜこの設計になっているのか?
RL360のような商品は、「強制貯蓄の仕組み」として設計されています。
目的 | 内容 |
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投資初心者を守る | 途中で引き出さないように設計することで、長期運用を可能にする |
複利効果を最大化 | 少額でも20年、30年運用すれば年利6~8%の複利で資産が数倍に |
一括投資ではなく積立型 | 毎月少しずつ買うことで、リスク分散が効く |
💬「途中で解約しない人が勝つ」ように、あえて“短期では損を出す構造”になっています。
✅ お客様に理解してもらう伝え方
🎯 キーワードは「住宅ローン」や「ジムの年間会員」
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「ジムの年会員に入って3か月で辞めたら損ですよね?」
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「住宅ローンを2年で解約したら、元本割れするのと同じです」
👉 「短期で損が出るのは当たり前」という前提で話すと、お客様も納得しやすいです。
🧠 まとめ:RL360は“時間を味方につける商品”
正しい使い方 | 間違った使い方 |
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20年~30年積立を継続 | 数年で辞めて利益を期待 |
通貨分散・インフレヘッジに活用 | 元本保証だと勘違い |
長期複利を味方に | 手数料だけ見て短絡判断 |
📢 最後に:迷ったら「続ける」選択を
RL360は「途中でやめた人が損をする」ではなく、
**「続けた人だけが“本当の恩恵”を受けられる設計」**です。
損をしないためにも、契約前に仕組みをしっかり理解し、
お客様にも必ず「短期解約はNG」ということを伝えてあげましょう。
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