沈没船ジョークで学ぶ、“日本人に刺さる”オフショア積立トーク

— RL360などの長期積立を「みんなで続ける仕組み」に変える営業ブログ


まずは前提:沈没船ジョークって何?

沈没船ジョークは、沈みかけの船で船長が乗客を海に飛び込ませるために、国ごとに別の言い方で動機づけをする定番の国民性ジョークです。
例)

  • アメリカ人には「ヒーローになれます!」(自己実現)

  • イギリス人には「紳士なら飛び込みます」(名誉)

  • ドイツ人には「規則です」(ルール)

  • フランス人には「絶対飛び込まないで」(逆張り)

  • 日本人には「みなさん、もう飛び込みましたよ」(同調・社会的証明)

ポイントは、同じ行動でも“刺さる言い方”が相手で変わること。営業ではこの発想が武器になります。

本稿では、この“日本人に強いスイッチ=社会的証明(周りがやっている)”を、事実ベース・倫理準拠で活かし、RL360などオフショア長期積立の面談・セミナー・フォローに落とし込みます。


原則(まずここを守る)

  • 事実のみを使った社会的証明(虚偽・誇張NG)

  • 手数料・早期解約リスク・元本非保証をセットで明示

  • KYC(家計余力・目的・期間コミット)を確認し、無理な勧誘はしない

  • 「みんなやってるから」だけで決めさせない(比較・納得プロセスを必ず入れる)


沈没船ジョークを“営業トーク”に翻訳する

1) オープニング(安心×共感)

「最初は不安で当たり前です。だから少額で始めて長く続ける設計にしています。」

2) 社会的証明を“三段重ね”で見せる(数 → 顔 → 物語)

  • 「直近3か月で**◯◯名が月◯◯ドル**の海外積立(RL360等)を開始しています。」

  • 顔(同質性)

    「同年代・同職種の開始例です(30代会社員/子育て世帯/フリーランス)。平均・中央値もこちらに。」

  • 物語

    「“投機より土台づくりを先に”という声が増えています。やめない額設定のコツも共有中です。」

3) “私にもできる”を作るミニ体験

  • 90秒のクイック骨子:年齢・目的・月額だけで仮ポート案を提示

  • その場で契約を迫らず、家計に当てはめるワークを宿題に

4) クロージング(主導権は相手に)

「今日決める必要はありません。比較表とリスク説明を読み、**1週間後に“する/しない/額を変える”**の3択でお返事ください。」


現場でそのまま使えるテンプレ

■ セミナー冒頭(1分)

「沈没船ジョークをご存じですか?国ごとに“刺さる言い方”が違うという寓話です。
日本では“周りがやっている”が背中を押すことが多い。実際、この3か月で◯◯名月◯◯ドルから海外積立を開始。
今日はやめたくなる瞬間やめない設計を、事例と数字で共有します。」

■ 1on1面談(3ステップ)

  1. 同質性:「同年代の3例をご覧ください(開始額の分布・中央値)」

  2. 少額開始:「月◯◯ドルから“やめない額”で。増額はボーナス時に」

  3. 継続設計:「年1回見直し途中解約は損になり得るので、無理のない額で」

■ フォローLINE(コピペ可)

「本日はありがとうございました。
✅ 同年代の開始額分布(中央値:月◯◯ドル)
✅ 早期解約の注意(最初の数年は解約すると損になりやすい)
✅ 家計ワークシート
1週間後に“する/しない/額を調整”でお返事ください。見送りも正解です。」


可視化の小道具(社会的証明を“体感”に)

  • 開始額ヒートマップ:年代×月額の分布(平均・中央値・四分位)

  • 継続カレンダー:開始月ごとの継続率増額事例

  • やめたくなる瞬間リスト:相場下落/出費集中/不安ニュース → 対処ルールを併記

  • リスク1枚紙

    • 元本保証(ファンド値動き)

    • 手数料(口座管理+ファンドTER 等)

    • 早期解約リスク(初期コスト等で元本割れになり得る)


反論対応(ジョークの“逆説”で受け止める)

Q1. “みんなやってる”で決めたくない

「その通りです。比較表・コスト・リスクを見て“あなたの基準”で決めましょう。見送りも正解です。」

Q2. 相場が怖い

「だからこそ少額×時間分散にします。途中解約は損になりやすいので、やめない額で設計します。」

Q3. 円高/円安が心配

「通貨は“分けて持つ”が基本。外貨の土台を少額で。円転は年1回ルールにして感情取引を防ぎます。」


チームKPIとA/Bテスト

  • KPI

    • 新規面談 → 仮設計提示率

    • 仮設計 → 1週間後の再接触率

    • 再接触 → 開始/見送り/再設計 比率

    • 6・12か月継続率増額率

  • A/Bテスト

    • 社会的証明の出し順(数→顔→物語 vs 顔→数→物語)

    • 少額スタートの提示レンジ(心理的ハードルの最小値検証)

    • フォロー送信タイミング(24h vs 72h)


ミニ台本(締めの一言)

「私たちは“海に飛び込め”とは言いません。
救命胴衣=長期の積立先につけておくだけです。
すでに多くの同世代が小さく始めて、長く続けるを選んでいます。
今少額で始める/もう少し考える/今回は見送る——どれを選びますか?」


重要な注意(必ず口頭&資料で伝える)

  • 元本は保証されません(ファンドの値動きにより評価は増減)

  • 手数料がかかります(口座管理費・ファンドTER 等)

  • 早期解約は元本割れの可能性(初期コスト・ルールに基づく)

  • 家計の余力・目的・期間コミットを確認し、無理のない額で開始


まとめ

沈没船ジョークは、**“伝え方次第で人は動く”という示唆です。
オフショア積立(RL360等)は
“海に飛び込む”のではなく“救命胴衣を前もって着る”**行為。
事実に基づく社会的証明 × リスクの正直な開示 × 少額で続ける設計を徹底すれば、
契約は自然に、継続は安定的に増えていきます。

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